Swim3.8km Bike180km Run 42km
開催日:2014年 5月 4日 場所:Australia Port Macquarie
IM WESTERN AUSTRALIA 2013 参戦が食いの残った結果になり、
オーストラリアを離れる前に借りを返したいと思い出場を決意した大会。
この日のためにオーストラリア2年目のVisaを取得したと言っても過言ではない。
Port Macquarieに着いてからは緊張感も出てくる。もう後がない!!!
この機会に変わらなければ、満足する結果を出して気持ち的にも前進せねば!!!
大丈夫、この震えは緊張ではなくきっと武者震いと自分に言い聞かせる。
【Swim:3.8Km】
そんな気持ちをもちながら本番を迎える。
今大会は6:30に男子Pro、6:31に女子Proがスタート。
アイアンマンレースとしては珍しく、
6:35から6:50まで5分間隔でエイジグループのスタートとなっている。
年代別ではなく個々の泳力(自己判断)でのスタートだ。
時間毎に選手が動き始め、特に号砲もなく次々に泳ぎだしていく。
自分はSwimは6:45を選択し、バトルを避けるように後方からの入水を選択。
swimのスタート、いつも以上に心拍数が上がり緊張する。
一人また一人と入水していき自分の番が来る。スタッフが肩を叩いてくれてスタート位置へ。
なぜか感極まり涙が溢れる。気持ちを整理して深呼吸。輝かしい未来のために!!!
Swimコースはクールーンバーグ川河口右側からスタートしてヘイスティングス運河を西に向かい、
折り返してクールーンバーグ川河口左側にあるウエストポートパークまでの1Rapのコース。
水は海水。水質が非常に汚いのが不安になる。。。
コースは狭い河口を通るのでコースが分かりやすい。
ヘッドアップの回数も少なく抑えられ、うねりも少なく同様のスピードの選手に着いていくこともできた。
ただやはり水質、呼吸する際 やはり口の周りについた水分が口の中に入る。
途中何度も吐きそうになり辛いこともあった。しかし苦手なSwimで少しでも他の選手に着いていきたい。
その気持ちを胸にひたすら泳ぎつづけた。
そして折り返し、折り返しの数百メートル手前に堤防のようなものがあり、
往路復路とも一旦そこに上陸する。スタッフに支えられながらもフラフラしながら堤防を越えて入水。
折り返して復路の堤防を越えてフィニッシュ地点に向かう。
徐々に泳いでる人が少なくなってくるも 目標Timeに問題はなかった。
応援する人たちの姿とゲートが近づいてきた。ブイに沿って右に曲がり陸に上がりなんとか泳ぎ切る!
一安心するも、ここからがアイアンマンとしての勝負どころとなる。
≪Swim Result: 01:53:06≫
【Bike:180Km】
IM Cairnsを思い出させる路面の悪さ、否 それ以上に路面は荒れていた。
オーストラリアの路面は慣れているのでそこまでは気にならなかったが、
催行標高が50mと少ないものの、平らな道が半分くらいのUP DOWNコースであった。
Bikeに乗り始めてからの問題は、とにかく風が冷たく身体が硬直寸前でもあったこと。
住宅街を抜けて海岸沿いの道を南下、海岸沿いでは強風が吹き荒れる箇所もあり苦戦することも。
抜かし、抜かされのBikeパートであったが、自分のペースを信じ補給のタイミングも守り
少しでもいいTimeでバイクフィニッシュすることを目指した。
一往復目も終盤、住宅街に入ったところでとんでもない激坂のヒルクライムに遭遇する。
距離は300mくらいだが斜度がきつい。。。
自転車を押して行けるように絨毯がひいてあるくらいで、
一往復目から早くもバイクを降りて歩き始めている選手がちらほらと・・・
しかしこの区域はとにかく声援がすごい!!!
応援に答えたい気持ちが膨らみ根性を出してのダンシングに入る。
脚が吊りそうになり、途中バランスを崩して倒れる寸前にもなったがどうにか持ちこたえ何とか登り切る。
そして2週目、このコースを2週するのかと考えると憂鬱になることもあったがやるしかない。
Bikeは練習量がものを言う。練習が積めていないと自分は大体いつもこのくらいの距離で痛みが出る。
スタミナ切れを感じるようになってきて徐々にきつくなってスピードが落ちてくるのも感じる。
ボロボロの身体に鞭を打つようにしながらも走り続けた。
2週目の激坂はRunのために脚を取っておきたいという気持ちもあり、押して登る作戦へ。。。
思った以上に苦戦し、そしてBikeコースに時間を費やしてしまったが、
Port Macquarie市街地に辿りついたときにはどうにか笑顔で走り終えることができた。
≪Bike Result: 07:48:19≫
【Run:42Km】
前半は抑えつつ、走り切ることを目標に絶対に歩かないことに決めていた。
問題なく10kmは走れたがBikeで脚を使っている分、全然Timeは振るわなかった。
そして後半は、予想していた膝関節が痛み始める。
更にはBikeで取りすぎた水分がRunに響きトイレに駆け込むことに。
一度足を止めてしまうと動き出すのが苦痛になっていた。
21km過ぎた頃には両右膝、関節裏が非常に痛くなる。
それでも、どんなに遅くても走り続けることにした。周りの声援が活力になる!!!
Keep gooing, Excellent, Good job, Very good!!!
そして、Well doneという言葉をよく耳にした。この言葉には『いいぞ!』という意味があるようだ。
日が落ちてくると風も強くなり、一気に寒さを感じる様になる。
歩いたらもう足が動かないと思った。。。
それでも小走りでも足を動かしてればTime Upにもつながる。早く休める。
ポジティブな考えで少しでも自分を支えることにする。
とある地点。自分の名前が呼ばれたような気がした。
振り返るとケアンズからこの大会まで付き合ってくれた彼女がそこにいた。
そうだ、Goalでは大切な人が待っている!!! この大会は自分一人で戦ってきたわけではない。
ケアンズから付いてきてくれた大事な相方がいたのだ!!!
この大会でいい結果が残せる様にと、BIKEの色に合わせてミサンガを作ってもらったのを思い出す。
期待に応えられるように、自分が納得いく結果になるように、そう辛くても走り続けなくては!
一歩いっぽ足を前に出す。35km 40km 42km そして...
最後200m!!! ラストランをアピールするための鐘が置いてあるのですかさず鳴らす!
周りの応援が身体全体に染みわたる。
そしてレッドカーペット、眩しい光に照らされゴールラインが瞳に映る。
本当にありがとう、そんな気持ちを込めながらハイタッチをしてゴールラインを目指す。
この場に立てる喜び、最高の本当に最高の舞台! Ironman Australia Finish!!!
≪Run Result: 05:39:20≫
≪FINISH: 15:30:30≫
Awards Partyには参加せず、同大会に参加した日本人選手と打上げ
左から 私、榎本さん、北山さん、志垣プロ
【以下、Facebookを更新した際に記述した文章】
I finished Ironman Australia.
アイアンマンオーストラリア無事に完走しました。
結果はまさに自己ワースト記録。練習不足は否めない。
しかしトライアスロンは本当に素晴らしい!!! すごく楽しい226kmでした(嘘
応援してくれた皆さんありがとうございます。
There are realy just two types people.
Those who say I can't, those who say I can.
I know I can. Anything is possible.
0 件のコメント:
コメントを投稿